
ジャポニカ学習帳は定期的に内容を新しくするために海外に取材班を出してきました。ありきたりの内容ではなく、現在の世界、そしてオリジナルなものを子供たちに見せるためです。
「海外取材」と一言で言うのは簡単ですが、いちばん難しいのが取材地の選定と時期選びです。
取材地選びでいちばん神経を使うのは、どのような花がいつさくのかということです。どのような奥地でも取材班は出かけて行きますが、花がさいていなければどうしようもありません。
今から二十数年前に取材を始めた時は、今のようにインターネットもなく、電話すら簡単ではない状態でした。特に花など自然の情報はなく、とりあえず出かけてみるというかけのような取材でした。
熱帯の世界には季節がない、と思い込んでいたところ、雨季と乾季がはっきり分かれていて、乾季に行くと全てが枯れているということもありました。
そんなときは水のある場所を探します。運がよければたくさんのチョウや花に出会うことができるのです。このようにいつも柔軟にかまえて、すぐに行動を起こせる判断力と決断力が必要になります。
取材班は写真の撮影だけではなく、裏表紙のテーマ探しなどのために地元の人と仲良くすることを心がけています。
どのような困難にぶつかってもいつも笑顔で、これが取材班のモットーです。

文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進 |