
南アメリカ・ベネズエラに横たわるギアナ高地は、世界最古と言われる約20億年前の岩が残る高地です。
いくもの台地が連なり、そのなかでも最大のアウヤンプティには、落差が約1000mのたき、エンジェルフォールが流れています。
このたきの名前のもとになった、飛行機のそうじゅう士エンジェルさんは、1937年に金こう山をさがすために、この地をおとずれていました。
かれは、地しつ学者やおくさんと、セスナ機に乗ってギアナ高地をめぐり、アウヤンプティのちょう上に着陸しました。ところが、地形がけわしく、セスナ機がり陸できなくなったのです。かれら一行は、11日間もかけて、急な台地を歩いておりました。

その後、台地の上に置き去りにされたセスナ機は、回しゅうされ、しゅう理された後、空港のかたすみにてんじされています。
ぼくも、さつえいのために、セスナ機をチャーターしました。
アウヤンプティのそう大な台地にくらべ、飛行機は、まるでカのようです。上空から見る台地の周りは、果てしなく広がるしっ地と、深いジャングルです。「もし、この中につい落したら。」と思うと、せすじが寒くなり、エンジェルさんの勇気が、いかにすごいものであるかがわかりました。

文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進 |