
人間によるしゅりょうや、かんきょうの変化のため、野生動物がへっています。
赤道上のガラパゴスしょ島にある「チャールズ・ダーウィン研究所」には、「ひとりぼっちのジョージ君」と名前が付けられた、ガラパゴスゾウガメがかわれています。
ジョージ君は、たった1ぴきしか残っていない、ビンタ島のガラパゴスゾウガメです。
ガラパゴスしょ島にはたくさんの島があり、それぞれの島に、特有のガラパゴスゾウガメがすんでいます。ビンタ島にいたガラパゴスゾウガメは、1970年に2ひきが発見されたのが最後で、そのうちの1ぴきだけ生き残ったのがジョージ君です。
ジョージ君の年れいは、85〜100さいと考えられているので、もう子どもを残すこともできません。ビンタ島のガラパゴスゾウガメは、おそらくぜつめつしてしまうことでしょう。

ぼくも「チャールズ・ダーウィン研究所」で、ジョージ君をさつえいしてきました。大きな浅い池が作ってあり、そこにぽつんとジョージ君はたたずんでいました。友達もいないジョージ君は、毎日何を楽しみにしているのかと考えると、すごくつらい気持ちになります。
ビンタ島のゾウガメがぜつめつしても、地球かんきょうには無関係だ、と思うかもしれません。
でも、そうではありません。なぜなら、地球上のすべての生き物は、どこかでかかわりを持って生活しているからです。ジョージ君が手をつないでいた生き物たちがいたはずなのです。それは、ぼくたち人間が知らない仲間であったかもしれせん。ジョージ君がいなくなると、友達の輪がくずれます。その輪がどんどん切れてゆくと、どうなるでしょう。

いろいろな生き物が地球上にいることの意味は、おたがいに結びつきながら助け合い、かんきょうの変化でいっせいにほろびることをふせぐなど、大切な意味があるのです。
文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進
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