
花の色と同じように、花の形にも意味があります。丸い花、とんがった花、つつのような花、平べったい花などがあります。
花をよく観察していると、形の意味がわかってきます。
花は、タネを作るためにさきます。タネを作るためには、花粉が、花から花へと運ばれなくてはいけません。うまく運ばれると、花は実になり、その中にタネができます。

おしべにある花粉が、他の花のめしべにつくためには、花粉がこん虫のからだの、決められたところにつくことが大切です。そのために、花は、その形を工夫しているのです。
たとえば、アサガオのように、つつになった花にこん虫がもぐりこむと、せ中かおなかに花粉がつきます。
アザミのような花では、あしやおなかに花粉がつきます。
細いつつのような花が好きな、スズメガがみつをすいにくると、長い口に花粉がつきます。
こうして、大切な花粉をきちんと運んでもらい、めしべにつけてもらうわけです。こん虫が花にきているところをよく観察すると、かん単にわかります。
みなさんのまわりで花がさき始めたら、どんなこん虫が、どんな花にきているかを調べてみてください。

文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進
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