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ジャポニカ探検隊~世界特写シリーズ~山口進の取材ノートより

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第11回 アマゾンの米

 わたしたちの主食である米は、縄文(じょうもん)時代ごろに、中国からわたってきたと考えられています。
 野に生えたイネからとれる米は、実る時期がまちまちだったり、じゅくすとぽろぽろと落ちてしまい、たくさんしゅうかくすることができない、などのせいしつを持っています。そのような野生のイネを、人間が長い時間をかけて、一度にたくさんとれるように、また、おいしく食べられるようにしてきました。
 今、わたしたちが食べている「コシヒカリ」や「アキタコマチ」などの米は、さらに研究を重ねて、おいしく改良されたものです。

アマゾン川流いきの、野生のイネ。

 最近、地球の温だん化のために、九州や本州では米が作れなくなるのではないか、という心配が出てきました。今の日本の米が、寒冷地でよくできるように改良されてきたからです。
 また、つい最近、長崎(ながさき)県では、温だんな土地でも生育するイネの開発に成功した、というニュースが流れました。

野生のイネの花。

 このような改良をするためには、実は、野生のイネの「い伝子」が必要になります。
 自然がはかいされると、野生のイネもなくなるかのうせいが出てきて、新しい米の開発にこまることにもなります。
 そのために、タイなどでは、野生のイネの保ご区を作るなどの活動が始まっています。
 アマゾン川流いきにも、野生のイネがたくさん生えています。今は鳥にしか利用されていないイネも、いずれ、人間が生きていくための大きな力となってくれることでしょう。
 そのためにも、わたしたちは自然を変えてはいけないのです。

文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進

 
 
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