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ジャポニカ探検隊~世界特写シリーズ~山口進の取材ノートより

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山口先生のジャポニカ探検隊 世界に一枚だけの写真を求めて
 

第39回 「撮影地の選定」

 取ジャポニカ学習帳は29年もの間、世界で特撮をおこなっています。どこに行くかは僕に任されていますが、その分、重い責任がつきまといます。
 地球の気候はさまざまで安定してはいません。特に熱帯では大きく狂うことが頻繁に起こります。近年エル・ニーニョやラ・ニーニャといった異常現象が頻繁に起きるようになってから予定がますます立てにくくなりました。
 それを見越してここ10年ほどは2,3年先のことをいつも調べ予測しています。幸運なことに世界中に知人や友人がいるので情報や気象状態はタイムリーに入ってきます。
 しかし相手は自然のこと、何が起きてもおかしくはありません。
 最近中国を旅する機会がありましたが、4年ほど前に行った場所は地震の影響で跡形もなく、あてにしていたお花畑は消失していました。
 僕が試されるのはそのようなときです。瞬時に代替地を探し出し、すぐに移動するフットワークが必要になります。もちろん危険を回避しながら移動しなくてはなりません。
 最近はこのようなことが頻繁に起きるので慣れてしまいましたが、やはり移動は疲れます。僕はどちらかと言えば同じところに長く滞在してじっくり撮影するのが好きなのです。ホテルのベッドが自分の体の形にへこんでくるまで滞在することが快感につながります。
 現在出ている学習帳は南アフリカですが、この取材も実現するまで3年かかりました。気候のせいで花の開花が不順だったので延び延びになったのです。  撮影地の選定ほど気を使うことはありません。

アマゾン川流いきの、野生のイネ。

文:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進

 
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