もっと知ろう!ジャポニカ学習帳
もっと知ろう!ジャポニカ学習帳 山口先生のジャポニカ探検隊   教えて!山口先生   コラム もっと知ろう!ジャポニカ学習帳
もっと知ろう!ジャポニカ学習帳
 
教えて山口先生
 

第4回「世界のお正月」

 日本では、1月が年の初め、つまりお正月です。しかし、世界じゅうがお正月というわけではありません。

写真:元旦の富士山

 ぼくが年末からお正月にかけて、よくおとずれるオーストラリアでは、クリスマスがお正月のようなものなので、元たんに商店が休みになるくらいで、何も特別なことはしません。
 インドネシアなど、イスラム教の社会では、イスラムれきによって、お正月の時期が毎年ちがいます。イスラム教では、1か月のだんじき期間があり、日の出から日の入りまでの間は、何も食べることができません。だんじき期間が明けたら、「ハリラヤ」とよばれるイスラムれきのお正月です。
 イスラム教の人たちは、あまいおかしをいろいろと作り、家族とともに楽しい日をすごします。

  一方、中国の人たちのお正月は、2月か3月です。げっぺいなど、特別なおかしを作り、線こうをたき、おいのりをします。また、道に出てばく竹をならし、ししまいが家いえを回ります。
 タイやカンボジアでは、4月の一番暑い時期に、お正月があります。「水かけ祭り」とも言われ、その日はだれでも、通りを歩く人に水をかけてよいことになっています。ぼくも、何度か頭からバケツで水をかけられ、ずぶぬれになりました。
 このように、お正月は世界じゅうでまちまちですが、大みそかから元たんにかけては、どの国の人も、かん単な年こしパーティをすることが多いようです。

  おもしろいのは、南アメリカのコロンビアです。
 大みそかから元たんにかけて、大きな旅行バッグを持った女の人が、家の周りをぐるぐる歩いています。こうして歩くと、一年じゅう旅ができる、という言いならわしがあるそうです。

  このように、国やしゅう教によって、お正月の時期も、新年のむかえ方もさまざまです。
 お正月ひとつをとっても、知らないことばかりです。何でもそうですが、自分だけをきじゅんにしていると、せまい世界にいることに気がつきません。
 世界は広いことを、わすれないでください。

文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進

 
今年の記事
もっとと読んでみよう 2011
もっと読んでみよう 2010
もっと読んでみよう 2008
もっと読んでみよう 2008
もっと読んでみよう 2008
 
ページトップに戻る