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第7回「スナックがしと熱帯雨林の関係

 今日、ポテトチップスなどのスナックがしを食べましたか?もし食べた人がいたら、その包みや、包そう箱を読んでみてください。
 砂糖(さとう)、香料(こうりょう)、小麦粉など、おかしの原料になったものが書かれているはずです。そのなかに、『植物油』または『植物性(せい)油』と書かれていませんか?
 植物油とは、文字通り、植物から取れる油のことで、わたしたちもサラダオイルやゴマ油などを家庭で使っています。

 植物油の原材料は、ナタネ、ゴマ、アカバナ、トウモロコシ、オリーブなどですが、最近、生産量がふえているのが、ココヤシとアブラヤシです。
 特にアブラヤシは生育が早く、しゅうかく量も多いことから、さいばい面積が急速にふえています。スナックがしに使用されている植物油の多くは、アブラヤシから取ったものです。
 さいばい面積をふやすためには、畑を作らなければいけません。つまり、林を切り開いて、アブラヤシを植えるのです。
 
 アブラヤシは熱帯植物で、赤道周辺でさいばいされています。赤道周辺の林といえば、熱帯雨林です。
 熱帯雨林は、地球全体の気候を左右する、大きな力を持ちます。また、二さん化たんそをきゅうしゅうし、さんそをきょう給するのに大きな役わりを持っています。それだけではなく、さまざまな生き物が生活する場所です。熱帯雨林には、特に生き物の種類が多いことは、みなさんもよく知っていることでしょう。

アブラヤシの実は、集まって実る

 アブラヤシの畑は、熱帯雨林を切り開いて作られます。そうすると、さまざまな役わりを持つ植物や動物がいなくなり、他の生き物がすめないアブラヤシの林に変わります。
 つまり、ぼくたちがスナックがしを食べることは、熱帯雨林を食べることと同じことなのです。
 
 ぼくが同じ場所に何度か取材に行くと、去年までは熱帯雨林であったところが、アブラヤシの林に変わっていることがふつうになりました。
 アブラヤシから取れる油が利用されるのは、スナックがしだけではありませんが、もし食べる機会があれば、熱帯雨林をかじっている自分のすがたを想ぞうしてみてください。

しゅうかくしたアブラヤシの実

文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進

 
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