
ぼくは、ムナキキベリボタルがたくさんいる、インドネシアのワイゲオ島にさつえいに行きました。しかし、ワイゲオ島まで行くのは、かなり大変なことです。
インドネシアの首都、ジャカルタから、いくつかの町をけい由して、西イリアンジャヤ州(しゅう)の町ソロンまで、約1日かかります。そこで船をチャーターして、ワイゲオ島まで、約8~10時間の船旅です。船といっても、4人も乗ればいっぱいになるほどの小さな船に、食料や帰りに使うガソリンなどを積んで、熱帯の海をわたります。
ワイゲオ島は、馬蹄形(ばていけい)※1をした島で、その湾(わん)の中に、いくつかの村があります。
問題は、湾(わん)の中に入る時です。湾(わん)の入り口には、はげしい海流が流れているため、海があれて、島に近づくのは大変きけんです。
これまでになん度か、船の転ぷく事故(じこ)も起きています。ぼくは、5回ちょう戦して、湾(わん)に入りこめたのは、3回だけでした。

3回ともベオ村にたい在しましたが、村の人は、毎回ぼくをかんげいしてくれるのです。
ワイゲオ島には、電気はありません。夜7時、決まった木にホタルが集まり始めます。そして8時には、無数のホタルが、木を中心に飛び回るのです。
電気がないワイゲオ島は、ホタルの楽園です。

※1:馬のひづめのような形のこと。英語のU(ユー)の字の形に、にている。
文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進 |