
ぼくの家の庭には、直径3メートルほどの池があります。
この池をほって、水を入れたしゅんかん、すぐにトンボが飛んで来ました。水のにおいでもしたのでしょうか。まだ水がわずかしか入っていないのに、いったいどこから見ていたのかと思うぐらい、トンボはいち早く池をさぐり当てたのです。
池が完成して、6年ほどになります。その間に、ミズカマキリやヤンマの仲間などが、自然にすみつきました。そこに、ぼくが入れたドジョウやメダカも泳ぎまわり、にぎやかになりました。
部屋のまどから池を見ていると、小鳥たちが、水浴びや、水を飲みにやって来ます。シジュウカラ、ヤマガラ、カシラダカ、ヒヨドリなどがよく来るのですが、多い時には、十数羽が池に遊びに来ます。
鳥たちは水浴びがすきですが、数が多い時には、周りの木のえだにとまって、順番を待っています。
冬でも、朝と夕方に水浴びに来ます。氷がはると、氷の上を歩きながら、どこかにわれ目はないかとさがしまわり、時どき氷で足をすべらせるすがたには、笑ってしまいます。

生き物たちは、いつも水をさがしています。
都会でも、ベランダに水を入れたうつわを置いておくと、鳥やトンボがやって来ます。
日本は、世界でも数少ない、水のゆたかな国です。そのため、わたしたちは、水を意しきしなくてもいい生活をすることができます。
しかし、水は生き物にとって最も大切なものですから、いつも水には気を配って、生活をしましょう。
文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進
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