
お米は、「イネ」という植物のタネです。イネのタネは、「モミ」とよばれ、外側がカラでおおわれています。このカラをとったものを、わたしたちは食べているわけです。
イネを植えるには、じゅんびが必要です。
日本では、モミ(イネのタネ)をたんぼのすみにまいて、田植え用の「ナエ」を育てます。ナエをたんぼに植えるのが、「田植え」です。
最近は、ナエを機械で植えることが多いので、機械に合う、浅い箱でナエを育てたりします。
これがふつうのナエ作りですが、インドネシアのスマトラ島のいなかで、おもしろいナエ作りを見ました。

ぶあつい「むしろ」に、たんぼのどろをしき、その上にモミをまきます。そして上から「むしろ」をかぶせ、ときどき水をかけます。「むしろ」の中はあたたかくなるので、すぐに芽が出ます。
しばらくしてから、「むしろ」のおおいをはずし、太陽に当てて、水をやります。3週間ほどで、田植えをするのにじゅうぶんな大きさのナエに育ちます。
育ったナエは、機械をつかわずに、手で植えます。イネは機械で植えるより、手で植えたほうがじょうぶなイネになり、おいしいお米がとれるのです。
文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進 |