
あたたかくなると、アリが活動を始めます。巣あなが開いて、土が運び出されるのを見るのは、おもしろいですね。アリ達は、口に土をくわえて、いっしょうけんめい巣の外に積みあげてゆきます。
このころから、アリの行列を見ることができます。どこにゆくのか、一度、行列をたどってみてください。そんなに遠くまでは、行っていないはずです。
アリの行列は、必ず2列になっています。巣から出てゆくアリの行列と、帰ってくるアリの行列です。
帰ってくるアリは、おなかがふくれています。行列をたどってゆくと、その先にはアブラムシやカイガラムシなどがいて、草などからしるをすい、おしりからみつを出しています。アリはそのみつをもらい、おなかにためて、巣のなかで待っているよう虫や、仲間のために持ち帰ります。

それにしても、どのアリもみんな、同じ道をせいかくに通ることにおどろかされます。これは、最初に行列を作ったアリが、道ににおいをつけて「ここを歩くと、この先にえさがあるよ。」と教えているからです。アリは、そのかすかなにおいをしょっ角でかいで、道を知るわけです。だから、歩いているアリは、みんなしょっ角を下に向けています。
よく見かけるアリの行列も、このようにしっかりと見ると、おもしろいことの発見につながりますね。
文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進
次回こう新は、7月20日ごろの予定です。 |