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教えて山口先生
 

第20回「アリの行列をさがそう(1)」

 あたたかくなると、アリが活動を始めます。巣あなが開いて、土が運び出されるのを見るのは、おもしろいですね。アリ達は、口に土をくわえて、いっしょうけんめい巣の外に積みあげてゆきます。

 このころから、アリの行列を見ることができます。どこにゆくのか、一度、行列をたどってみてください。そんなに遠くまでは、行っていないはずです。
 アリの行列は、必ず2列になっています。巣から出てゆくアリの行列と、帰ってくるアリの行列です。
 帰ってくるアリは、おなかがふくれています。行列をたどってゆくと、その先にはアブラムシやカイガラムシなどがいて、草などからしるをすい、おしりからみつを出しています。アリはそのみつをもらい、おなかにためて、巣のなかで待っているよう虫や、仲間のために持ち帰ります。

クロクサアリの行列。

 それにしても、どのアリもみんな、同じ道をせいかくに通ることにおどろかされます。これは、最初に行列を作ったアリが、道ににおいをつけて「ここを歩くと、この先にえさがあるよ。」と教えているからです。アリは、そのかすかなにおいをしょっ角でかいで、道を知るわけです。だから、歩いているアリは、みんなしょっ角を下に向けています。

 よく見かけるアリの行列も、このようにしっかりと見ると、おもしろいことの発見につながりますね。

文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進

次回こう新は、7月20日ごろの予定です。

 
 
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