
4月は入学式ですね。1年生になるのが待ち遠しい人、学校には行きたくない人、新しい学年に胸をふくらませている人などいろいろでしょう。
ぼくは1年生になるとき、心配で心配で、学校に行きたくありませんでした。そんなぼくを母が手をつないでいっしょに行ってくれたのです。
学校に着くと校庭はサクラが満開で、母がうれしそうにしているのを見て、少し安心しました。
教室に入ると、知らない人だらけです。友だちもいません。ぼくは泣きそうになりながら教室の後ろにいる母をのぞきました。母はぼくを見てにっこりと笑ってくれました。いくじがないぼくは、それでまた少し安心をして、なんとか無事に入学式を終えることができたのです。
なんでもそうですが、初めてのことは心配になりますね。でもちょっとがまんして乗りこえればすぐに楽しいことに変わるのです。
大人になってもこのような心配は続きます。でも、この心配があるから、新しい楽しみが生まれ、多くの問題を解決できるようになることを覚えておいてください。
文・写真:ジャポニカ学習帳「世界特写シリーズ」取材班 山口 進 |